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【ダクト施工図のかき方】

 
0)施工図作成前の準備
1)施工図を描くための条件(基礎知識)
 
  • 風量の算出が計算できる。各種サイズの決定からファン静圧の計算ができる。

 

  • 建築構造図(躯体図・断面図・梁リスト・柱等)

 

  • 建築デザイン等の調整および調和(機器の適正な配置検討ほぼセンス)

 

  • 設計内容・設計仕様の理解とチェック(設計図にある仕様書を必ずチェック)

 

  • 変更内容等に対応できるノウハウがあること

 2)施工図の作成順序

 

    1.建築・設備設計図からのおさまり検討図(機械室等)及び計算書作成(必要な場合)

 

    2.施工要領書の作成(一般工事では、各社の施工要領所があると思いますので一度確認を

 

    3.壁廻りプロット図の作成(スイッチ類・壁取付機器(有圧扇・外部ベンドキャップ・ウエザーカバー類)

               

     ※この時点では建築・電気工事との打ち合わせがほぼ完了していないと書けないので打ち合わせの事。

 

         4.躯体図を落とし込んだダクト及び配管平面図の作成

 

         5.スリーブ・インサート図(現在梁貫通等の図面チェックは非常にきびしい為追加工事以外はなるべく

 

     確認申請通りスリーブを入れるのがいいので再度確認してください。

 

    6.機械室廻りの詳細図(設備の心臓部になる為早い段階で施工図を起こしチェックする事機器の

 

     重量が重過ぎる場合躯体の変更が必要になる可能性もあります。)

 

    7.各所詳細図(断面詳細図・部分詳細図)

 

    8.各協力業者との打ち合わせ(結局これをしないと後で技能工具ノウハウ等で施工できなこともある)

 

3)ダクト材質・ダクト部材その他関連部品について

 

材質  

  • 屋内一般

 

      亜鉛めっき鉄板(最も一般的にしようされている材料)

 

  • 外部 

     

       ガルバリウム鋼板(外部につかわれている)

 

       塩ビ被覆鋼板、 耐食、耐薬品用主に工場など

 

       ステンレス製鋼板 (特殊仕様な場合工場など)

 

    材質は下にいく程高くなります。現場の予算に合わせて調整してください。

 

板厚

  • 0.5mm,0.6mm,1.0mm,1.2mmまでが一般的に使用されていますが防火区画貫通部には1.6mmの板厚のダクトを使用しFD(ファイヤーダンパー)を取付します。

 

  • 板厚に関しては、ダクト内圧力低圧・高圧 ダクト大きさによって変化します。

 

接合方法

  • アングルフランジ接合(フランジ工法、FG)こちらは、厨房ダクト、薬品工場等で使用密閉性優先

 

  • 共板フランジ接合(共板工法 TFD TDC)こちらの方が現在一般的

 

補強

  • 内部を通過する空気の流れによってダクトの鉄板が振動を起こしたり、過大な圧力で変形したりするのを防ぐ目的でダクト内圧力が高い場合使用する。

 

ダクトの種類

 

ストレートダクト類

 

  • 角丸 角ダクト(矩形ダクト)から丸ダクト(スパイラルダクト)へ変更する場合に使用する
  • ホッパー
  • Sカーブ 
  • 変芯
  • Zカーブ
  • 梁巻き
  • 取出し

  フレキ類

  • 保温フレキ(消音フレキ)ダクトの強度が必要ないところで保温工事を省く場合とかに使います。消音目的の場合もあります。現実おさまりがどうしても無理な場合(狭くて保温できない部分)とか使う場合もあります。(なるべく避けましょう)
  • たわみ継ぎ手(キャンバス)振動する機器廻りに使用します。

エルボ類

  • 90度エルボ
  • 45度エルボ
  • 任意角エルボ
  • ガイド付丸エルボ
  • ガイド付角エルボ
  • 内Rエルボ
  • 外Rエルボ
  • 消音エルボ

分岐類

  • 2方向分岐
  • 片直片S2分岐
  • 立上2方向分岐
  • S月2方向分岐
  • 双方向分岐
  • 右エルボ片上
  • 左エルボ片上
  • T型分岐
  • T型消音分岐
  • T字管直
  • T字管テーパー
  • 3方向分岐
  • S付3方向分岐

      などなど

ダンパー類
 ダクトで制御が必要な時に使用する
  • VD(ボリュームダンパー)
  • FD(ファイヤーダンパー)
  • MD(モーターダンパー)
  • CD(チャッキダンパー)
  • FVD(ファイヤーボリュームダンパー)
  • PD(ピストンダンパー) 

  その他ダンパー資料は、メーカーサイトご確認ください。

      空研工業

      協立エアテック

制気口類

 天井に取付する風を吸込んだり吹出したりする器具

  レジスタ型

  • VHS(吹出用としてよく使います)
  • HS(吸込用としてよく使います)

  ライン型

  • VL(ブリーズライン)ビルの空調とか目立たせたくない場合とかに使います
  • CL(カームライン)             〃

  グリル型

  • スリット
  • パンチング
  • マッシュルーム
  • ノズル       ロビーとか目立たないようする為(ほぼ意匠で決定)
  • パンカールーバ 厨房とかスポット的な使い方
  • ディフューザー

  アネモ型

  • C2
  • PC
  • E2
  • PE

  建築ガラリ

  • ドアガラリ・外部ガラリ (建築工事取合となる為十分注意して決定してください。特に開口率が小さいと風切音が発生問題になる可能性があります。)

  ウエザーカバー

  • 有圧扇取付部・ダクトの外部取付等

※有効開口率は、メーカーと種類によって異なっいます。TELにて確認してください。

 

4)資料及び備品の用意

  • 施工図を描く上で必ず資料を用意する必要があります。

      必要書類は

  1. 機器承諾図(機器類の詳細図)
  2. 施工要領書(設計図の共通仕様書によるが官庁工事であれば公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)・公共建築設備工事標準図・機械設備工事管理指針)等 一般工事に関しては、自社施工要領・客先施工要領・日本建築家協会監修建築工事標準仕様書など)
  3. チェックリスト(施工図を描く上でのチェックリスト)
  4. 建築施工図(躯体図・建築平面図)
  5. 設計図(建築・電気・設備・その他(とりあいのある関係図))
  6. 設備複合図参考(プロット図・天井伏図)・・・・実際は平行作業になります。
  7. 各種カタログ(機器・ダンパー・ユニット類)
  8. 機器取扱説明書・機器据付説明書(確認をしていないとあとでメンテスペースが足らない事になる)
  9. パソコン・CADソフト(jww・cape・AUTOCAD・設備CADなど)
  10. 計算機(最近は、PC連動型タイプがあるのでこれがおススメ)
  11. USBデジモノ関連商品
  12. ノート等筆記用具

 

5)ダクト寸法の決め方

  • ダクト寸法の選定基準は、各施設により異なっている為(騒音等の問題で)基準を確認すること

 

  • 各施設基準にて条件を決定しダクチュレーター(現場内で決める場合はこちら)及びアプリ(ダクトチェッカー事務所内でパソコンを使える環境の場合はこちらがオススメ)の使用

 

  • 気体がダクトを通る場合は、圧力損失Δp(抵抗)が発生します。基本的には、0.1mmAq/m(≒0.1pa/m)で計算することが多いです。ファンの能力に余裕がある場合や工場等でやる場合は、制限風速に余裕がある時は、その限りではないです。これを計算する時は、上記で書いたダクトの材質・ダクト内風速・最大摩擦損失などは、ある程度決めて施工図をおこしましょう。

    

  • アスペクト比についてですが、基本は正方形の形が一番抵抗が少ないのでなるべくこの形でで施工図をかけば問題ないですが現実納まりが厳しいので形を変えていくと思います。変える場合は、風速や損失の確認をして図面をおこしましょう。

 

  • ダクトのボックスについてですが ボックスサイズは、ダクト寸法より100mm大きく作るのが基本ですダクトの縦サイズが500横が600ならボックスサイズは700×800になります。丸ダクトの場合も同じ要領です。
  • ダクト抵抗計算書←アップロードしました。

6)制気口の決定及びサイズ

  • 制気口は、設計図に風量から割り出した参考サイズが記入しているが納まり上意匠上等で変えることが多々あります。変更方法は、各制気口の開口率を確認し最大面風速(参考:吹出)を確認する
  • 吹き出し速度一般推奨値は、住宅・個人事務所・アパート・ホテルで2.5~3.8m/sec
  • 吸い込み速度一般推奨値は、人が居るポイントが近い場合で2~3m/sec程度ドアアンダーカットで1~2m/sec程度で考えてもらえばいいと思います。

 

7)製図上の留意事項

  • ダクトの防火区画貫通部は、必ず1.6mmダクトを両壁から+50以上突き出しすること ずいぶん前にダクト工事の担当者が自分の判断でFDを壁に突っ込んでオシマイみたいな施工していました。この方法では、FDが炎に耐えられず落下し防火ダンパーの役目を果たせません。やり変えになってしまうので注意してください。必ずFDに支持を取りましょう。天井内に設置する場合は、必ず近くに天井点検口を設け点検・操作できる位置にしましょう。
  • いがいとよく問題になるのがFDのヒューズ交換できないような場所にFDがあるのを見かけます。メンテナンススペースが必要ですので各メーカーに確認してください。あとヒューズにも温度設定があるので注意を!
  • 天井器具接続上部のボックスは下端を150~200程度はなすこと(天井下地と干渉します)
  •  ダクトを天井ギリギリに施工する場合(梁下横断部等)は、埋込照明器具と干渉しないか確認をしてください。ダウンライトとか特に高い位置まできますのでだいたいCHより200以上まできたりします。

8)ダクト施工例